SECS入門
Factory automation standard CIM system
GEM
GEMは製造装置の通信及びコントロールのための包括的モデルとされています。要するに様々な状況で使われるSECS-IIメーッセージの取り決めとそれら通信により装置の挙動を定義する事にあります。装置側は基本的な動作、状態、メッセージ、手続きをGEMで定義された内容に沿うことに成ります。ただしGEMに定義されていない内容についてはGEMの定義に矛盾しない条件で追加拡張することが出来ます。
ある装置がGEMに準拠しているとすれば通信に関する整合は概ね完了していることに成ります。これは設備を導入する側にとって通信に関する導入コストの低減などメリットがあり装置メーカーも通信に関する拡張性が行いやすいなどメリットが有ります。
GEMに準拠するためにはGEMが要求する仕様を網羅しなければなりません。
装置 EQUIPMENT 機能構成概念として
１・Communication
２・Processing
３・Control
４・Alarms
５・Spooling
６・Limits Monitoring
７・Process Program
８・Material Movement
９・Trace Reports
１０・Terminal Services
上記カテゴリーを基本概念として
装置の状態モデル
１・INIT（初期状態）
２・IDLE（装置は指示待ち）
３・PROCESSING ACTIVE（処理可能）
３-１・SETUP（処理条件準備中）
３-２・READY（開始コマンド待ち）
３-３・EXECUTING（プロセスプログラム実行中）
３-４・PAUSE（一時中止）
装置は常に何れかの状態にあることになります。状態はトリガーで推移します。
GEMでは装置の状態とトリガーについて定義しています
装置によってはGEMで定義する挙動になれない場合もあり調整が必要です。
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