原村 星まつり 2016
入り口の受付をすぎると 光学機器のメーカーや専門店のテントブースが並びます。
今回の目的は気になっている望遠鏡の実機を見ることです。 カタログや専門誌でスペックは分かりますが問題は大きさです。
天体望遠鏡のパーツは思っているより大きいので実際に野外で設営することが出来るか見定めます。
気になっている機材はVixenの赤道儀でAXDとSXPを見てみたいです。
五藤光学研究所のブースの前に
往年の名機Mark-Xが展示してありました
その奥はVixen、高橋製作所と続きます。
五藤光学研究所は個人向けの望遠鏡から遠ざかっていましたが 2012年に五藤テレスコープと言う子会社を創立し旧GOTOブランドの修理や天体望遠鏡新製品開発を行っていくとのことなので楽しみです。
サイトに新しいコンセプトの7x50双眼鏡の記事が有りましたが 是非製品化願いたいです。
大きなプリズムやアイピース交換式など実現厳しいスペックです。
五藤光学研究所のMark-X赤道儀は1980年代の名機でシステム赤道儀の元祖?
似たようなコンセプトでカートン光学からCSTマウント Super NOVAという赤道儀も有りました。
これは新品と見間違いそうな個体です
リペアの見本なのかな?
Vixenの出品でしょう 最近発売されたAP型赤道儀が展示してありました。ED80Sfとの組み合わせ製品と思います。遠征用の赤道儀として便利そうです。精度の評価が知りたい所です。デザインが素敵ですけど脚が黒いので観測中に引っ掛けそうなのがネックかな
AXD三脚の様に接地部を白くしたらどうでしょうか?
遠征用の望遠鏡として昔 ケンコーのNES赤道儀にBORG76EDの組み合わせを専用アルミケースに入れて遠征用としていましたが 三脚とウエイトを入れると20kgをゆうに超える重量になってしまい 重くて結局あまり使わなくなってしまいました。
太陽コロナ観測用の望遠鏡が有ります。
他にも数カ所に同様の望遠鏡有りましたがどれも太陽の方向向いていなかったので覗いていません。太陽観測は危険なので、見られるように成っていない場合は安易に覗かないほうが無難です。
VixenのSXPが有りました。
この大きさなら一人でも設営、撤収は問題なさそうです。撤収は鏡筒外して三脚ごと車に乗っけて撤収し 翌日明るいところでバラせば良いかな...それにしても この炎天下に出しておくとグリースが溶け出してしまいそうで心配です。20cmのニュートンの組み合わせですが丁度良いサイズです。 欲しい!
隣にAXDも展示してありました 大きいです。
三脚に赤道儀載せるのたいへんそうです。
赤道儀の重量が25kgとカタログに有るので
一人では無理かなぁと
VMC260L鏡筒との組み合わせなのでカタログ値で総重量55.6kgです。
見たこと無い機材だったので帰ってきてからSkyWatcher のロゴからでちょっと調べてみました。
7月 新発売のEQ6R赤道儀でした。
積載重量20kgですから中〜大型機のスペックです。
取っ手が付いているデザインがなかなか良い感じです。
KOEI産業の通販サイトでは198k円で販売されています。台湾か中国製かと思います よくこの機種は作りが荒いと言われるのですが見た感じでは国産品と遜色無いように思いました。
実際に動作しているところが見られないのが残念です。
鏡筒は25cmニュートンと思います。塗装にラメが入っていてキラキラしてます。
コンパクトなコントローラーが付属しています。
マルチランゲージ対応で約42000個の天体データベース内蔵、パソコンとリンクも出来ると紹介されていました。
中国SYNTA社のOEM製品です。
ググってみたところ日本語にも対応しているようです。
サイトを調べてみるとAZ-EQ5GTという下位機種が有りました。こっちはエンコーダー内蔵で積載量15kg
実機を見たいです。
消費電流が4Aもあるので大きなバッテリーが必要です。
ブルーアルマイトの綺麗な筐体は
ウイリアムオプティクスの双眼鏡です。
ED80mm f6.8 で250k円だそうです。
ウイリアムオプティクスではフェラーリの望遠鏡や双眼鏡をリリースしています。
筐体が赤でFerrariの文字が入っています。
双眼鏡はかっこいいです。
高級すぎて触ると怒られそうでした。
箱入りの鏡筒は上品な白い鏡筒でSD90mm
99.8k円 手が出ません。
高橋製作所ブースの前の歩道にEM-200が展示してありました。最近リリースしたTemma 2Zがついています。
薄い緑が高橋製作所のイメージですがこの色が青っぽく見えたのは気のせい? 気になったので調べてみると2016年6月からライトグリーンからライトブルーに色を変更していくとアナウンスが有りました。
こちらはTemma2MのEM-200です。
三脚の付け根部分の色が随分違います。
最近高橋製作所は色を変える傾向のようで
サイトでも細かいところで色が変更になるとアナウンスしていました。
部品を頼みたい時は注意したほうが良いかも
高橋製作所の小型赤道儀 PM-1を片持ちフォーク型にして太陽コロナ望遠鏡が取り付けてあります。
PM-1はシステム赤道儀で赤経軸を交換でき これにはフォーク軸が取り付けてあります。
天頂付近を見たい時に鏡筒と三脚が干渉しにくい利点があります。
この赤道儀は1989年グッドデザイン賞です。
シンプルで良いデザインです。
ケンコーで扱っているEQ6PRO赤道儀はこのデザインの真似でしょうか?
みみのついたヘアバンドがついてる?
Presented by Taku’s A.C.Works LTD 2016
期待通り望遠鏡がいっぱいだ! たまらんよ
原村 星まつり 2016