天体観測と望遠鏡と双眼鏡と観測グッズ
俗にいう入門用ってなんでしょうか?入門する時のみ?...用途で選択すべきでは?
まず口径ですが、初心者に小さい口径では興味を失いかねません。
最初は反射型で口径10cm以上の物を買うと観測の楽しさを味わえると思います。
「おもしろい」と感じたら欲が出て 次は天体写真をやりたくなります。
そうなると光学系の性能が重要になります。
夜空に見える多くの光の点はどんなに拡大されても点で映る必要があるからです。(これが難しい!)
惑星でも無いのに光の点が丸かったり細長く写るのは光学系の性能か架台の精度性能です。
安物の望遠鏡は光学系の精度が悪く月や土星の様にはっきりとした対象ならそれなりに見えますが淡い星雲が対象となると性能の差が歴然とします。望遠鏡には口径に対して物理的な理想値(理論値)が有ります。
大昔の天文誌の広告を見ると望遠鏡の性能として理論値が記載されていました、今にしてみれば訴訟問題に発展しそうな過剰広告でした。望遠鏡の性能はこの理想値にどれだけ近づけられるかが真の評価となります。
同じ口径なのに値段が数倍違うのはこのためです。
一般に普通の望遠鏡では目視用のため写像の周辺部は犠牲になります。アイピースで中心部を拡大するので周辺部が犠牲になっても問題有りませんが広視野をいっぺんに映し込む直焦点で広角視野を対象とする写真では周辺部の歪みは極力抑えたいところで、これが綺麗に写っている作品をみると鳥肌が立ちます。
良い光学系はフォーカスの山がはっきりしています。
経験では反射系は屈折系に比べ焦点精度が甘いのかフォーカスの山が掴みにくい傾向が有ります。
目視観測重視であれば反射系で大口径を堪能出来ますが、写真重視であるなら口径より光学精度重視
の選択が有ります。 そのうえ周辺装置(赤道儀など)にも費用がかさむことになります。
最初は目視目的で反射系から天体写真へステップアップするなら大口径の屈折系が理想です。
遠征移動の場合鏡筒の大きさがカタログでは把握しにくく、いざ大口径を買ったものの
とても一人では組み立てられなく困ったことになるケースが有ります。
SELESTRONのC8型(20cm)カセグレンの鏡筒重量が約5kg、C9.25(23.5cm)で約9kg
赤道儀が20kg、あと三脚とか...結構な荷物です。
大昔の天文ガイドに載っていた某天文機器メーカーの広告
1980年頃の天文ガイドの広告を見ると
当時ははっきりと高級機とまやかし品が明確でした。
それにしてもすごい宣伝文句!
注文殺到! 優良品だと益々好評 良心的製品
当時同級生の一人がD社に12cmのニュートン式を注文しました 注文した時はすごい自慢していたのに製品が届いた途端...黙ってしまいました。
あと、3B社の10cm反赤が届いたので見に来いと言われて張り切って見に行ったことがありました。
赤道儀の極軸クランプをいくら締めても固定できませんでした。 あ−あっこんなの 泣きですね
信頼度確かなメーカー選択が重要です。
天体望遠鏡を扱っている専門店に行けるならとにかく実物を見ましょう。
多分思っているより大きい事に驚きます。
秋葉原付近に専門店があります、 あとヨドバシカメラ マルチメディアAkiba のカメラがある階に大型機種が展示してありました。
日本の天体望遠鏡メーカー(小型機種)で有名なのは
2.高橋製作所
3.ミザール
5.トミーテック
(順不同)
ビクセンはよくドラマやCMなどに機材を提供しているので知名度が有ります。
高橋製作所は知名度はビクセンに及ばないもののその物作りはビクセンの一歩上をいくと言って差し支え無いと言えます。アマチュアとプロで線引するならビクセンはアマチュア用で高橋製作所はプロ用と分けられると思います。それなりに高価です。
一昔前まではNIKONやPENTAXなどからも製品ラインナップが有りましたが現在は一般にはリリースしていないようです。今でも中古の機材は流通している筈です。
ミザールは80年台ごろ色々な製品を出していてビクセンの好敵手でしたが近年は小型の望遠鏡と光学製品を扱っているようです。
カメラ用のフィルターで有名なケンコー・トキナーは商社で”スカイエクスポローラー”シリーズを扱っています。カメラ用のガイド赤道儀スカイメモはあまりにも有名です。
スカイエキスポローラーシリーズは比較的安い価格で大型機種が買えます。
トミーテックは基本玩具メーカーですがBORGシリーズの望遠鏡は高性能なハイアマチュア向け製品です。
多分元々光学機器のエンジニアが製品開発をしているのかと思います。
そういえばビクセンのVSD100F3.8ですが、「どーみてもPENTAXじゃん」と言う話を聞きます。
確かにデザインはそれっぽいです。
天文誌等で有名な海外の天体望遠鏡メーカーは
2.MEADE
3.ORION
(順不同)
SELESTRONやMEADEといった大手メーカーはハリウッド映画などに機材を提供しているので見たことが有るかもしれません。どちらもシュミットカセグレン鏡筒が有名です。
歴史的にはSELESTRONの方が数年創業が早く、前身はバロー・エレクトロニクス社で光学製品の会社です。
日本での取り扱いはケンコーグループのサイトロン・ジャパンという会社が行っています。
MEADEの以前サイトには大きな自社工場を紹介していましたが現在は主に海外のサプライヤーと契約しているようです。日本での販売、保守はケンコー・トキナーが行っています。(小型機種のみ?)
両者ともS.シュミットカセグレンとフォーク型赤道儀の組み合わせが有名で、昔のSELESTRONの鏡筒は鮮やかなオレンジ色で目立ちました。
ビクセンでも一時期SELESTRONの鏡筒をアトラス赤道儀に載せたモデルを販売していました。
MEADEの方は濃い青色の鏡筒で 映画スタートレック・ファーストコンタクトの中、庭に設置された天体望遠鏡からエンタープライズを見るというシーンで大型のS.カセグレン+フォーク式赤道儀の機材が使われています。しかし最近のカタログを見ると両者ともドイツ式の赤道儀が多くラインアップされています。
これはフォーク式赤道儀だと鏡筒と赤道儀が一体式なので三脚にのせる事が大変な事からドイツ式の様に赤道儀と鏡筒が順に組み立てられる利便性が見直されたのかと思います。
また日本ではドイツ式の方が一般的なので日本のメーカーがドイツ式で販路を広げていて対抗策からドイツ式がラインアップされたのかとも想像します。
それにしてもS.カセグレン+フォーク型赤道儀の組み合わせはかっこいいです。
どこかの山に観測所を設けて巨大なS.カセグレン+フォーク式の天体望遠鏡を設置するなんて夢を見ます。
ORIONは80年台の天文誌では登場していませんでした、調べてみると創業は1975年のようです。
比較的安価な機材を提供していますから多分 中国、台湾あたりからOEM供給を受けているのかと思います。
日本での供給は天体観測の専門店での扱いがありますから購入やメンテナンスは問題ないと思います。
カールツアイスを取り上げたかったのですがツアイスの日本語サイトを見る限り天体望遠鏡の扱いはありませんでした。2004年ごろアマチュア向けの製品は終了したようです。でも歴史的にこのメーカーを外すわけにはいきません。70〜80年ごろの天文誌には15cmと18cmのカセグレン赤道儀の紹介が有りました。
もしかしたら中古の市場には有るかもしれません。
C9EXにケンコースペーシアを載せてみた
機動性を重視するなら10cm〜15cmクラスの鏡筒が便利で、キャンプなど他の道具が多い場合コンパクトな
カセグレン系の鏡筒と小型の赤道儀か経緯台を組み合わせるのが良さそうです。
パソコンのプラネタリウムのソフトを使ってメシエマラソンとか楽しそうです。
最初から写真撮影を考えているならFの小さい20cmのニュートン鏡筒と赤道儀の組み合わせは移動を前提とした観測にちょうど良い大きさです。
公式や数式を入力すると式を自動解析して
逆算、穴埋め計算するアプリです。
答えから要素を自動的に逆算するので
公式を逆展開する必要が有りません。
例えば売値から元値や割引率を逆算出来ます ローン計算や割り勘計算から電気計算
物理、科学、建築、土木....なんでも
モールス信号の学習を
1.文字列を信号に変換する機能
2.手入力を解析する機能
3.マイク入力の解析機能
でサポートします。
intelli-Morse
iPhone Application
intelli-Calc
iPhone Application
Production PR
望遠鏡を選ぶ
Production PR
Sub Contents Menu