2009年11月 東京に転勤に成って転勤最初の頃は珍しくてあっちこっちウロウロして週末を過ごしましたが

2,3年も経つとする事も無くなって時間を弄ぶ様になりました。

暇つぶしに小型の受令機(V-160)を中古で入手、未だアナログ通信だった消防、鉄道無線を聞いていました。横浜消防署は

女の人がオペレータでした。オートバイで相模湖へ移動して144/430の交信をワッチして楽しんだ事もいい思い出です。



Kenwood

TM-732

ローカル通信専用

8CH-CB機と交換

Kenwood TM-732

月に2,3回の頻度で日曜日に隣町でフリーマーケットが開催されます。

たまに無線機関連の出品が有るのでチェックに行きます。

ほとんどが古着や骨董品のたぐいなのであまり利用することは

無いのですが、たまに掘り出し物が出てくることが有ります。

たまたま8chの500mW CB機が一台3k円で2台売り出されていたので

2台とも購入して友人に見せて自慢していた所

CB機がほしいいから余ってるU/Vのモービル機と交換してくれないか?との事

それはかなり古めのモービル機144/430MHzのFM DualBander

随分前にハードオフで確か13K円位で買ったもので

車載機なのに車載キットが無く、固定機として使っていたもので

新しくデジタル機を買ってあるので予備機となっている無線機です。

...もちろん交換OKです。

なかなか凝った無線機だった

さっそく持ち帰ってダミーロード、電力計を繋げて電源投入

取説が無いのでどんな性能秘めてるか分かりません

マイクは純正品が付属しているので

これで交信が出来そうです。

[CALL]ボタンが有るので多分これでコールチャンネル

に周波数移行するはずです。

後はパワー設定どうするのか?

取説が無いかネットでググって見ると

Kenwoodのサイトに取説が有りました。

さっそくダウンロードして一通り眺めてみました

特記すべき特徴

1.U/U、V/Vの運用が出来る

2.メモリーチャンネル総数(64ch)をU/Vで振り分ける事が出来る

3.U/Vそれぞれスピーカ音を分けられる

4.オートバンドチェンジ(信号が入るとそのバンドを送信バンドに切換える)

5.自動的に受信専用バンドの音量を下げる機能

6.連続送信時間を制限する(タイムアウトタイマー)

7.送信できるバンドを固定する機能

この頃の無線機の特徴 DTSSやCTCSSなどトーンを使ったページング機能が有ります。

もっともCTCSSはオプションですけど


 操作性は最新機種のようには望めませんが、ボタンの位置と機能が分かっていれば運転中に手探りで操作することも出来そうです。

U/U、V/Vに切り替える操作、送信出来なくする操作、片方のバンドをOFFにする操作が紛らわしくて今だに間違えます。

運用中によく切り替えるのでわかりやすいと良かった。

取扱説明書より

受信改造出来るかな?

送受信改造バイブルPart4

R22

R21

R20

R19

送受信改造箇所

正面パネル背面

1990年代に作られた無線機の多くがチップ抵抗やジャンパー線の取替などで

海外仕様の無線機になったり隠し機能が出てきたり

不思議な改造が出来る機種が多かった いわゆる受信改造ってやつです さっそく

送受信改造バイブルPART4を引っ張り出して調べてみると

本機は改造可能機種に該当していました、それによると

正面の操作部の基板に付いているR22を取り外すだけで

1.受信範囲の拡大

 1)118.000 〜 173.995 (AM/FM)受信

 2)144.000 〜 145.995(FM)送信

 3)300.000 〜 469.990(AM/FM)受信

 4)430.000 〜 439.995(FM)送信

 5)800.000 〜 998.9895(FM)受信

2.クロスバンドリピータ機能

...と記載されている


受信改装を紹介している本では”このリグは買い”だそうです。

といってもAIR Bandが現れる事以外別に今更800MHz帯も無いだろうし

クロスバンドリピータの需要も無い...

実際機能するか確認するとAIR Bandの受信が出来ました。

クロスバンドリピータの表示にも成るのでどうやら既に改造済みの様です。

調べてみるとやはりR22は取り外されていました これはラッキー


更に調べてみるとどうやらR19〜R22の組み合わせで

輸出先の周波数事情に合わせる仕様となっているようでした。

日本国内のバンド割付から逸脱してしまうので確認は行ってません

またAIR Bandの受信可否に関しては不明です。

周波数シフトも仕様毎違うようです。

簡単に周波数拡張できるようですがリスキーなので拡張改造は止めておきます。

TM-732送受信改造内容説明

マイク切替器作ってみた

RS232C切替器が使えそうだ

無線機が2台に成ってマイクを共有化したいと思いたち

昔パソコンに使っていたRS232C(25PIN)切替器が有るので

これをマイク切替器として使うことにします。

RS232C切替器はそもそも25PINを切換えるスペックが有るので

コネクタ側でアドニス8PINマイクのアダプタを作れば良いわけです

アドニスマイクのケーブルの1〜8PINをRS232C25PINの1〜4、14〜17に割り付けます。

RS232Cは今ではレガシーデバイスで、大方USBに置き換わっています

調べてみると今でも9PINの切替器を購入出来るので これを使う事も出来ます。

この先にアドニス変換ケーブル経由で

無線機のマイクへ接続

切替器の中は25PIN切替スイッチ

特に説明も不要なくらい簡単な構造

全25PINを切替えられるロータリーセレクトスイッチが中央にありコネクタに配線されているだけ、今回はマイク側8PINコネクタケーブル

をそのままDSUB25に配線し直して直接切替器に接続します。これで余計なコネクタが不要になります。今回は25PINの切替器を使用したため何となくコネクタ部に無駄感が否めません、切替器が9PIN仕様ならDSUB9PINでもっとコンパクトで見た感じ違和感が無くなりそうです。

現在入手可能な切替器

25Pin中8Pinしか使っていない

マイクと切替器間のケーブル

長すぎた(2m)

あららぁ〜セルフ インターフェアだ

FT-991Aの3.5MHzで四国の局長さんとQSOした際に

「変調が大きいよマイクゲイン確認してみて」

と指摘を受けマイクが駄目かな?と思い、出力を落としてダミーロードで送信し

受令機で変調モニターしましたが過変調の現象は確認できず

2mバンドで知り合いの局長さんに変調の具合聞いてみても 問題ないとの事

原因不明で困っていると今度はFT-991Aで通話中、TM-732が勝手にピコピコあたかもマイクのスイッチでメイン/サブバンドの切り替えを行っている様に勝手に切り替わる現象が発生しました。

どうやらFT-991AのRF出力がマイクのケーブルに回り込んでいるようです。

マイクのケーブルが2mと長すぎた事とアース線が繋がっていないことが要因なのか?

出力が小さいとこの現象が起きません。FT-991AのU/Vでも発生しません。

よく見るとFT991AのHF出力同軸ケーブルがマイクの線を挟んでいました。

とりあえずマイクのケーブルを同軸ケーブルから外し出来るだけ距離を取るように

配置換えしました。

でも時々3.5MHz運用中にTM-732が勝手に切り替る現象が出ます。

ぱっちんコアを数個マイクのケーブルに取り付けたり

FT-991AのATUへの同軸ケーブルにフロートバランとして数個のぱっちんコアを

入れて様子見てます。

一方、過変調の方は解決できたのかな?今のところ指摘は有りません。

やっぱりだめだなぁ 第二次改造計画実施

切替スイッチの左側にコネクタを設けます。

背面のコネクタとパラに配線しました

中央付近にある基盤はUVメーター用のアンプ

色々対策したけど時折、思い出したようにセルフインターフェアが発生します。

ある時は18MHzで話していたら無線機の出力をケーブルで拾って

変調にかぶり込んできて超過変調で音声に成らなくなってしまいました。

はじめのうちは問題なくても突然発生するとどうしようもなくなります。

 そこで新しく8芯のマイク用ケーブルを1m購入して切替器の前側からマイクに繋げる構造にしてマイクケーブルと同軸ケーブルとの距離をかせぐ様に改造します。

ケーブルを新しくしたのはこのケーブルにはシールド線が使ってあるからです。

右のメーターはマイクにUVメーターつけたくてアンプ基盤とメーターを買って取り付けてトランスでアイソレーションを試みたんですが

どうもうまく行かずノイズが多いので今はハリボテ

バックライトが切れたぁ

バックライトLED化の改造

2022,Jul/15 長野県 南佐久郡 小海町へ友人に誘われて一泊旅行に行ってきました。

標高の高い場所からQRVって思っただけでもワクワクです。

こちらからはIC-705,VX-8,TM-732を持っていきました。

初日は国道141号線から県道480号線(八ヶ岳ビューロード)に分岐して松原湖〜八峰の湯

近くにYatsugatake View Pointってちょっと空き地が有ります。

TM-732を使ってQRV開始、平日の17時前とあってなかなかCALLがありません。

場所が良いだけにダンプ同士の交信がたくさん入って来てます。

それでも地元の局長さん数局と交信、近くのロケの良い場所とか教わって楽しいQSOが出来ました。

夕方、今にも雨が降ってきそうな状況に成ってきたので急いで撤収、簡単に車に常置してあるBOXに

アンテナ基台と一緒に放り込んでその場を後にしました。

翌日はIC-705とVX-8を宿泊先のコテージで使っていたのでTM-732は車の中・・出番なく

帰りの山梨から地元までは大雨の状況だったけど小海町はそれほどの雨に降られる事なく

無事帰ってこられました。 ところが!翌日

片付けしてTM-732を元の場所に戻して通電してみると・・あらら、バックライトが点かないぃぃ

よーく見ると液晶は表示しているし表示灯(LED)も点灯する

明らかにバックライトの電球切れのようです。

サイトで調べてみると電球は4個で2個シリース2パラの回路になっているようで、

LED化の詳しい説明とか情報がありましたので参考にします。

では、やるしか無いようです。

分解してみました。

パネル背面の2個のビスを外すだけで簡単に基盤が取り出せます。

操作ノブを取る必要もありません。

簡単に取り出せるのは良いのですが、CALL〜MUTEのスイッチの

落下防止が、スポンジ状の簡単な作りで経年劣化からボロボロ

に成ってました、とりあえずこの対処は後回しにして

基盤部分を調べてみます。

サイトで紹介している通り2系統2本ずつのシリース接続になっているようです。

髪の毛ほどの細い配線でランプを抑える構造なので

大きなショックを受けると断線しそうです。

電球を外すのはとっても簡単

コネクタに近いものが有るので焦がさないように注意して

ハンダを溶かすと簡単に外せます。

電球を外した穴の直径は4mmでした。

そうなるとLEDは普通φ3mmとφ5mmなので中途半端です。

サイトではφ3mmの物を使っていました。

同じくφ3mmのLEDを探してみます。


残念ながら赤と緑、青のLEDは手持ちがあったけど

白色は有りませんでした。

秋月電子とか発注するのは簡単だけど10本100円とか

送料とか考えるともったいない気がするし・・

LEDどうするか

幸いなのか不幸なのか、以前100均で買った

LED+太陽電池のキーホルダーの残骸が2セット有ります。

ここで使っているLEDはφ5mmなので

当然、穴には入りません。


穴をφ5mmに拡大するか、LEDをφ4mmに加工するか

駄目になっても良い方・・という判断で

LEDを削ってφ4mmの穴に入るように加工することに決めました

オリジナルの電球との比較

並べてみてもこんだけサイズが違うので削ると行っても

そうそう簡単では有りません。


最初はLEDのリード線をペンチで持って、紙やすりでグリグリ

やってましたが、埒が明きません・・

そのうちリード線が取れてしまいLEDの数もギリになったので

思い切ってボール盤にリューター用のヤスリのビットを付けて

こすりつけて加工することにします。

LEDはとんでもない不格好に成ってしまいましたが

なんとかφ4mmの穴に収まる大きさに加工できました。

念の為、通電して点灯するのを確認して良しとします。

参考の回路では電流制限抵抗として元の10Ωを取り払ってそこに470Ωを取り付けているようですが、

表面実装の10Ω取るのめんどくさいのでそのままにしてLED同士を繋げる基板パターンを使わず470Ωの抵抗で繋げる配線にしました。

このLEDには定格情報が無いのでどのくらい電流を流すべきかよく分かりません。参考にしている情報の数値を元にしました。

5Vなら抵抗なしでも行けそうですが、この回路で点灯させてみることにしました。

本体に繋げて点灯実験

思っているより明るい!電流流しすぎかも

まぁ、発熱なけりゃ良いかって判断で

点灯させたまま30分放置 問題なさそうです。

そのあと ゴム系の接着剤でLEDを固定して

抵抗は布テープを基板側にも貼って絶縁固定して

カバーを組み立てました。

カバーと基板には5mm強の隙間が有るので

抵抗ほか配線がショートする心配は無いのですが

カバー側にφ5mmほどの支柱が有るので

干渉しないように注意が必要です。

CALL〜MUTEのボタンの落下防止

改造を紹介しているサイトではスイッチ部分を加工して対策してましたが、今回分解するまで気がついてなかったので事前に対策は

考えていませんでした。

そもそもオリジナルが簡単な構造なので無理に引っ張って取る行為をしなければ取れない程度の対策にします。

以前、100均で買った滑り止めシートを6mm40mm(+現物合わせ)に切ってその中央にスリットを切って

裏側からスイッチをくぐらせてよしとしました 要するに元のスポンジ状の落下防止を補強する感じです。

ちょっとやそっとの振動ではびくともしないので良さそうです。駄目なら簡単に取れるし

オリジナルの照明

LEDになった照明

比較してみるとLEDを白色にしたせいで、なんだか冷ややかな雰囲気に成ってしまいました。

色の違いにメリハリが出たような気がしないでもない。

元の電球に近い色のLED(オレンジ色かな)使えば暖かな雰囲気に成ったかもしれません。

それにLEDの配置のせいか右側が少々薄暗い感じがします。周波数がしっかり読めるのでこんなんで良しとします。

今回 抵抗は以前に500円で大量購入した物、LEDは廃材利用でほぼ改造費掛かってません。

最初は下調べのつもりで分解して、結局やっつけてしまった。気が向いたら更に手を入れるかもしれません。

今回の改造では”JHGのブログ”参考にさせて頂きました。ありがとうございます。

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