天体観測と望遠鏡と双眼鏡と観測グッズ
CCDはその創成期からアマチュアレベルでも最初はオートガイドという周辺機器から始まり 最近はすっかりメインに取って代わりました。パソコンの爆発的な普及と小型デジタルカメラの普及が大きな後押しになったと思います
しかしCCDは長時間露出しようとすると発熱して大量のノイズが発生するので、天体写真には向いていないデバイスで一般にデジタルカメラにはノイズリダクション機能やバルブ開放時間に上限を設けています。
比較的感度の良いCCDを使ってSBIG社が開発したST-4というオートガイドが一時期広く普及しました。
これはCCDカメラを使って画像を解析し基準星の動きを補正するように赤道儀に信号を送る仕組みです。
同時期に天体望遠鏡メーカー各社からもCCDカメラを使ったオートガイドが発売されましたが
自社の赤道儀専用に対しST-4は汎用型でリレーボックスを介して赤道儀に接続する仕様で制御部の回路を公開していたため大変普及しました。
現在ST-4は販売を終了しましたが赤道儀はこの規格を継承したものが多く 標準規格化しています。
一方 写真撮影用のCCDも技術が進んで性能が著しく向上しました しかし需要の関係で一般のカメラの用な低価格化に至りません。 小型ガイド用のCCDカメラで数万円程度から百万円台のものまでカメラとしては高価です。
この種のカメラはカメラ側にメカニカルシャッターや光量の制御もありませんので一般のカメラより機能面では低く天体写真用途に特化し長時間露出の為の発熱対策や高感度化が主な特徴です。
またカメラだけではデータの保存や露光制御が出来ませんのでパソコン接続が前提です。
高いものはペルチェ効果を使った自己冷却機能があり完全に天体写真用途に特化しています。
天文台レベルの写真儀は専用のフィルムや特殊なCCDを使用して夜空を捜査し彗星や小惑星の発見に貢献しています
近年ではハワイにあるパンスターズが有名です。
これはハワイの山に最終的に4台の巨大望遠鏡を設置し全天捜査を行いコンピュータ分析により移動体を検知し
地球に対する脅威を早期察知する事が目的です。この望遠鏡は多くの新彗星を発見する事でも有名です。
CELESTRON
NexImage
Solar System Imager
Selestron NextImage5の初期型とおもわれるCCDカメラ
随分昔に富士山の富士山麓スターウォッチングで手に入れました まだ使った事が有りません
自動追尾のガイド望遠鏡に取り付けてPCから赤道儀を制御するために使おうとか...
C0014-3M VixenのCCDカメラです。
画素数:410万画素
画素数が少ない分高感度のCCDカメラです。
カメラというかビデオカメラです。
望遠鏡への取り付けはCマウントアダプタが必要です。
NTSC方式で直接モニターに接続しリアルタイムの映像を観測する用途なのでPCへ直接入力するにはインターフェースを解する必要が有ります。
基本的にテレビモニタを介して観察する為の製品です。
SELESTRON NextImage 5
画素数:500万画素
USBより給電するタイプで手軽に写真撮影が出来ます。
31.7mm接眼サイズなのでアイピースの代わりに望遠鏡に取り付けます。
画像取得の基本ソフトが付属しています。
ZWOptical ASI174MM(B/W) ASI174MC(Color)
画素数:230万画素
価格:77k円〜
高速シャッターと高感度CCDによる多重撮影型カメラ
毎秒128枚の連続撮影 オートガイド用ST-4端子標準装備なので
直接対応する赤道儀に接続して自動追尾にも使用できます。
アストロアーツ取り扱い製品
SBIG STF-8300M(B/W) SFT-8300C(Color)
画素数:800万画素
価格:400k円〜
天体用CCDカメラの大御所SBIGのCCDカメラ
サイトには光スペクトルに対する受光感度の表があり本格的です。
ペルチェ冷却システムを背負っています。
国際光器扱い製品
SBIG ST-I monochrome Planet Cam and Autoguider
画素数:??
31.7mmアイピースサイズ
CCD受光部の反対面には2つのコネクタがありST-4対応の赤道儀にケーブル接続が出来、さらにUSBでPCに接続することが出来ます。
電源はUSBから供給されます。
国際光器扱い製品
PRO用の高級機材
天体専用