Communication record (Log)
通信記録(Log)の機能で、表形式の”QSO Log Viewer”と詳細表示のための
“Log Detail Viewer”で構成しています。
QSO Log Viewerの表形式表示から行(Record)をダブルクリック又は
任意の行を選択して[Log Detail Viewer]ボタンでLog Detail Viewer(詳細表示)を起動し選択されたRecordの詳細を表示します。
Log Detail ViewerにはRecordの新規作成[New Rec.]、編集[Edit Mode]の機能があります。
QSO Log Viewerの表レイアウトは列の表示幅の変更、表示順序、表示/非表示、を設定することができます。またこのレイアウトパターンは5種類保存することができて用途に応じてボタンで切り替えることが出来ます。→ [Display Item Selecter]
行の並び順は基本、最新が先頭になっています。
行の並び順は項目欄をクリックすることで降順/昇順の並び替えが出来ます。
ただし これは一時的で、アプリを再起動するともとの表示に戻ります。
表形式での表示は基本的に、
1・漠然と側近の通信相手を見たいとき
2・任意の条件でフィルターしたときの結果の表示
3・複数の行(Record)を選択したいときの操作インターフェース
といった操作機能があればいいかなって事で作り込んでいます。
QSL Cardの表面作成とか、うまく使いこなせば役に立ちます。
表形式はフィルター(検索機能)を用いて、
1・過去のQSO有無の確認
2・日または月や年単位のQSO実績数の把握
3・バンドやJCC/JCG単位での実績把握
といった抽出結果の表示がメインとなります。
さらに抽出結果をCSV形式で書き出して、
Excel等でコンテストのサマリー入力とかQSL Cardの作成に使います。
表形式では行(Record)の直接編集は出来ません。
行をダブルクリックしてその行の詳細表示(Detail Viewer)を使って内容を編集します。
Recordの削除は表形式表示で行を選択しマウスの右クリックで表示される
ポップアップメニューから行います。
How to Use QSO Log Viewer
Ribbon Interface “Log File Action”
[ Files] Buttonの左クリック
で表示するPopUp Menu
←QSO Log Viewer
(表形式表示)
←Detail Viewer
(詳細表示)
Log Viewerの起動について
アプリは起動時にLog Viewerの[Auto Load]がONになっていれば既存のLogDataを自動的に開いて表示します。(予め選択しておきます)
初めてアプリを起動する場合など既存のLogDataがない場合はLog Viewerは空の状態で起動します この場合 新たにLogDataを生成するようにと警告表示が出ます。
手動でQSO Log Viewerを起動するにはRibbon Interface の
[QSO Log Viewer]ボタンで起動します。
Log Detail ViewerはQSO Log Viewerの任意の行をダブルクリックするか
Ribbon Interfaceの[Detail Viewer]をクリックして起動します。
QSO Log Viewerが起動中でないとLog Detail Viewerは起動しません。
QSO Log Viewerを閉じると連動してDetail Viewerも連動して閉じます。
またこのボタンは表示が他の画面で隠れてしまっている場合にクリックすると
最前に表示します。
LogDataの選択について
QSO Logの[Files]をクリックしてLogDataを指定します。(Data Base File)
このとき既にあるファイルを指定すればそのファイルが開きますが存在しないファイル名を指示すると新しくファイルを作ることが出来ます。
[Files]ボタンは左クリックのときファイルを開けるDaialogを表示しますが
[Files]ボタンを右クリックするとPoupMenuを表示します。
1.Log File Open:既存のLogDataを開けるDialogを表示します。
(左クリックと同じ)
2.Log File New Create:新しくLogDataを生成します。
3.Select All:現在の表示レコードを選択状態にします。
([Select All] ボタンと同じ)
4.Log Data Action:LogDataの変換操作を行う作業フォームを表示します。
([Log Data Action] ボタンと同じ)
列編集アイコン
Display Item Selectionを起動します。
画面上のサイズについて
QSO Log Viewer画面は一時的に最小化(アイコン化)や最大化、標準サイズに戻すことが出来ます。
ただし、標準サイズは固定でサイズ調整は出来ません。
最小化した場合はアイコンを左クリックでポップアップメニューを表示して、”標準サイズに戻す”から標準サイズに戻すことが出来ます。
Display Item Selection
QSO Log Viewe 画面レイアウト編集画面
←光っているバルブの絵
は表示有りを示し、
消えているバルブは
非表示を示します。
Visible Setの各項目を
クリックする毎に
表示/非表示が変わります
Std.は起動時の表示にレイアウトを戻します。
←
↑ ボタンを右クリックするとPopUp Menuが表示
します。
列の表示レイアウトは編集 する事が出来ます。
列編集アイコンをクリックして列編集用の画面を表示します。
(Display Item Selection Viewer)
この画面(Display Item Selection)では
1・表示/非表示の設定
2・レイアウトの記憶/読み出し
が出来ます。
列の並びはQSO Log Viewerでは横方向ですがDisplay Item Selection画面では
縦に並んで表示しています。
列の順番、列の横幅を変更したい場合
QSO Log Viewer画面で直接ドラッグすることで変更します。列の並び順は自動的にDisplay item Selection画面に反映されます。
1・列の上部の左右エッジ部分をドラッグすると幅が変わります。
2・列の上部の中央をドラッグすると順序が変わります。
レイアウトパターンは5種類記憶出来ます。(No.1〜No.5 ボタン)
ボタンを左クリックすると記憶されたレイアウトパターンに再配列します。
レイアウト編集を記憶する
記憶したいボタンを選んで右クリックするとポップアップメニューが出ますので”Write”を選択すると現在のレイアウト設定がボタンに書き込まれます。
またポップアップメニューで”Clear”を選択すると起動時のパターンと同じパターンに
換わります。
*:列の表示順序は一時的な変更でアプリの再起動で標準の配列に戻ります。
Record(行)の選択
選択はクリックで1行選択、更にPC側のShift Keyを押しながら
矢印keyを押すと複数選択が出来ます。
離れたRecordはControl keyを押しながらクリックして選択します。
選択された行は白文字/黒背景に変わり左端に黒い丸(●)が付きます。
[Select All] ボタンで選択内の全レコードを選択中に出来ます。
選択された行(レコード)が削除の対象やADIF変換CSV変換・・などの対象になります。
右クリックで表示されるポップアップメニュー
1.Open Detail View:Detail Viewを開きます。
2.Delete One:選択行の1行を削除します。
3.Delete selected Records:選択された全ての行を削除します。
4.Delete Check:複数行を削除する場合確認Dialogを表示します。
5.Search Call Sign:行のCall Signを検索窓にCopyします。
6.Display Item Selection:列レイアウト編集画面を起動します。
7.Select All:抽出結果もしくは表示中の行(Record)の全てを選択状態にします。
8.LogData Action:[LogData Action]ボタンクリックと同じです。
閉じるアイコン このアイコンは画面を閉じます。
(他の画面のボタンも同じ働きをします)
Detail ViewerはLogViewerを閉じると連動して閉じます。
Ribbon interfaceのLog File ActionはQSO Log Viewerを閉じると
[QSO Log Viewer]ボタンだけが有効になります。
Operation confirmation Dialog
編集後[Activation]ボタンで
表示されるの確認Dialogです。
[New Rec.]ではADD SaveとCancelボタンが表示されます。
[New Rec.]からはもとに戻ることは出来ないので[Close]ボタンで一旦Detail Viewer
を終了してください。
項目について
1.ID:自動的に採番されるユニークな番号で変更はできません。
2.Date:交信した日を入力します。(ローカルタイム)
クリックするとカレンダーを表示するので日付を選択します。
3.Time:交信時刻を入力します。(ローカルタイム)
4.Heading Color:Log Viewerで識別用の色を設定することができます。
5.QSL Status:JARL、E.QSL、H.QSL、M.QSLのステータスを設定します。
プルダウンメニューから選択します。
[QSL Maintenance]でバッチ処理でステータスをメンテすることが出来ます。
6.Call Sign:交信相手のコールサインを入力する欄です。
入力後クリックすると[String selection section]にコールサインがコピーされ
該当するコールサインで検索しますので過去の交信履歴が分かります。
小文字で入力しても大文字に変換します。
7.Operator:交信相手の名前を入力します。
8.TX RS/RX RS:相手より報告された受信明瞭度/自身が受信した順明瞭度
明瞭度とSメータゲインです。
9.You QTH:相手の交信場所です。
10.You JCC/JCG:相手から報告されたJCC/JCG番号を入力します。
番号入力後、ルーペボタンを押すとJCC/JCG番号のQTHを
You QTH欄に自動入力します。
11.G.Loca.:相手方のGridLocation番号を入力します。
12.Frequency:交信周波数をHz単位で入力します。
13.Mode:変調形式を入力します。アシスト機能が有ります。
14.Transceiver:交信に使用した無線機を入力します。アシスト機能が有ります。
15.Antenna:交信に使用したアンテナを入力します。アシスト機能が有ります。
16.Power:送信出力を入力します。
17.My QTH:交信時の場所を入力します、アシスト機能が有ります。
18.JCC/JCG:更新時の場所のJCC/JCG番号を入力します。
19.G.Loca.:交信時のGrid Location番号を入力します。
20.Message:交信時の情報やPK番号など相手に伝える情報用途です。
21.Note;Log Detail Viewerでのみ表示できるメモのような項目です。
複数行の文章が入力が出来ます。
Detail Viewer(詳細表示)は”QSO Log Viewer”のRecord(行)の
詳細を表示する事と編集、新規作成の機能があります。
閲覧モードと編集モード(Edit Mode)
閲覧モードのときに[Edit Mode]ボタンを押すと編集モードに切り替わります。
(再び押すと閲覧モードに戻ります。)
[New Rec.]で新しいRecord(行)を追加することができます。
New Rec.で新しいLog情報を入力する画面に入った場合、戻ることは出来ませんので
キャンセルする場合は”閉じるアイコン”で一旦画面を閉じてください。
閲覧モードではQSO Log Viewerのカーソル移動に連動して表示Record(行)が変わりますが、編集モード(Edit Mode)に切り替えるとQSO Log Viewerとは切り離され
QSO Log Viewerでカーソル移動してもDetail Viewerの表示は連動しなくなります。
以前に交信した情報を利用して新規にLog情報を作る場合に便利です。
Edit Modeでは項目をクリックすると編集することが出来ます。
項目を変更したら”CR”、”Enter”Keyで編集を確定します。
この段階ではデータはLogファイルの更新は行われていません。
[Activation]ボタンで、Dialogを表示して
[ADD.Save]:新規Record追加処理
[OverWrite]:既存Recordへ上書き(ID番号で照合)
[Cancel]:編集キャンセル
が選択できます。
[New Rec.]で編集を始めた場合は[ADD.Save]/[Cancel]のみ選択できます。
閲覧モードの時、いずれかの項目をダブルクリックすると
編集モード(Edit Mode)に切り替わります。
意図しない操作の場合は[Edit Mode]ボタンをクリックして閲覧モードに戻します。
← JCC/JCG番号から
県市町村名がYou QTH欄
に入力されます。
それぞれの項目ファイルはアプリの入っているフォルダ配下にある
Transceiver:RigList.txt
Antenna:AntennaList.txt
My QTH:QTHList.txt (このファイルはJCC/JCG、G.Locaを含みます)
Mode:ModeList.txt
に記載された候補をPopUpMenuから選択します。(自由に書き換えて・・)
左記のMenuはMy QTHのところで右クリックした例です。
下段の”QTH List”の右三角印をクリックすると
この場合、QTHList.txtの内容が候補に出ます。
*PopUpMenuのアシスト機能について
Transceiver、Antenna、My QTH、Modeの項目で右クリックから起動する
PopUpMenuには選択するだけで入力できる候補入力機能が有ります。
この候補は予めテキストファイルに記載しておきます。
[Get Time]:現在日時を日付、時刻欄に取り込みます。
[init](上部):相手方の入力欄を初期化します。
[Init](下部):自分側の入力欄を初期化します。
[CLS]:該当する入力欄を初期化します。
JCC/JCG部の虫眼鏡アイコン:JCC/JCG番号を入力してクリックすると
You QTHに該当する県市町村名が入力されます。
(定義ファイルはJCC_List.csvです。)
PopUpMenuの項目は
1.Clear:該当の項目を消去します。
2.Full Copy:項目の内容をクリップボードにコピーします。
3.Paste:クリップボードの内容を書き出します。(注意:上書きします)
4.Copy Call to Search:”Call Sign”の内容をString Selection Sectionの
入力項にコピーしCall SignでQSO Log Viewerをフィルターします。
過去に交信したか確認したい時に使用します。
QSL Status について
SQL Cardの授受の記録で、Statusの意味は、
W:処理待ち(交換の約束してまだ処理していない状態)
R:受領した(送信の処置不要のケース)
S:発送済み(交換の場合受領待ち)
O:One Way(記念局など発送の必要なしで受領待ち)
X:発送、受領とも終了(交換完了)
N:交換の必要なし(履歴の記憶のみ)
I:該当なし(対応していない)
JARLのみ対応なら他は”I”となる
B:コールサインの間違いなど再送等必要な場合
WR:交換約束不明でカードを受領した(発送処理待ち)
SX:One Wayでカードを発送した
*QSL Maintenanceで参照されるStatusです
日付の項で右クリック
自分のデータが元々RAMlogNGからADIF経由で取り込んだデータだったので
オペミスかもしれないんですが、一部の日付時刻がUTCに成っているRecordが有るようです。見間違いかもしれませんが・・・
UTCをLocal Timeに変換する機能を追加しました。
Edit Modeでは書き換えが出来ます。
(Beta 240703)
Note欄について補足
Noteつまり交信のメモ書きとして使用します。
この項はQSO Log Viererには表示されません。
ADIF/CSVに変換する機能でもこの項は参照されません。
文字列の長さは任意なので改行も入力できます。
QSO時の話の内容やペンディング事項などをメモする目的です。(用途は自由です)
この項でのPopUpMenuを通じてファイルへの書き出しや
読み込みが出来ます。